1.3 予測分析で得られた効果を測定できるようにする

課題を設定したら予測分析で得られた効果を測定できる環境を整えましょう。
予測分析を使った効果がこれまでと同等かそれ以上の効果が得られていない場合、既存のプロセスを置き換えた意味がありません。また、予測分析で新しい業務課題に取り組む場合についても、その効果を説明できなければ業務への本導入の許可を得られません。
実際に予測分析を行う前に予測分析を実施した場合の効果を測定できる環境を整えておくことで、どの程度業務へインパクトがあるのか明確になり、周りへの説得力もアップします。

タスク

  • 1.3.1 予測分析で得られた効果を測定できるようにする

1.3.1 予測分析で得られた効果を測定できるようにする

1.2 予測分析で解きたい課題を設定する」で予測モデルの精度目標を明文化しました。効果を測定できる環境を整えるとは、具体的にはこの精度目標に使われている指標を計算できるようにすることです。もし予測モデルの精度目標を明文化できていなかった場合は「1.2 予測分析で解きたい課題を設定する」に戻って考えてみましょう。
先ほどのマーケティングの例では精度目標を「契約更新の予測確率が高い上位500人の顧客のうち70%が契約更新する」と設定しました。この場合、効果を測定できる環境とは、契約更新した人とダイレクトメールを受け取っていたかどうかが紐づく環境ということになります。これが紐づかないと、ダイレクトメールを受け取った人のうち、どのくらいの割合の人が契約更新に結びついたのかが計算できません。

まとめ

以下はこのページで行うべきタスクの再掲です。これらのタスクが終わったら次へ進みましょう。

  • 1.3.1 予測分析で得られた効果を測定できるようにする

次のステップ:「2 データを用意する」
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