モデルの学習が完了した後「精度の詳細」タブを開くと、「精度評価値」と「予測と実績」という項目があります。通常の時系列予測モードとほぼ同様の画面になっていますが、2点違いがあります。
まずは「カバー率」という指標が追加されています。これは上振れ下振れ予測の間に実績値が収まる確率を示しています。詳細な計算方法については「カバー率」をご参照ください。この指標は上振れ下振れ予測の良さを測る目安とすることができます。Prediction One ではカバー率が90%になるよう学習を行いますので、90%に近いほど良いモデルが作られている可能性が高いです。下図に精度評価値の例を挙げます。下図の例ですと1カ月先、4カ月先、7カ月先、9カ月先、12カ月先、の5パターンで精度評価値が計算されています。

次に実績値と予測値のグラフをご覧になると青の実線で記された予測値だけでなく、点線で上振れ・下振れ予測値が描画されていることが分かります。通常の時系列予測値と同様、これらも「どれくらい先の予測か」によって異なるモデルから出力されているため、予測対象時期ごとに異なる上振れ下振れ予測が出力されます。
