LLM (大規模言語モデル) の利用について

Prediction One (クラウド版) では一部の機能でAzure OpenAI Serviceの大規模言語モデル (Large Language Model, LLM) GPT-3.5と埋め込みモデルを用いています。
LLMの利用にあたり、データの一部がAzure OpenAI Serviceに送信されます。どのようなデータをLLMへ入力 (送信) しているのか、LLMへ入力 (送信) したデータの扱われ方についてご説明します。

どの機能でLLMを利用しているか

LLMはヒント機能の一部で利用されています。ヒントは予測モデルの学習時に作成されるため、予測モデルを作成する際にLLMが利用されます (データの送信が行われます)。 Prediction Oneの他の機能ではLLMは使用されていません。

LLMが用いられているヒントは以下になります。

LLMに入力 (送信) しているデータ

LLMに入力しているデータ (Azure OpenAI Serviceに送信しているデータ) は入力された学習用データの項目名です。
例えば「あなたのユースケースにあったチュートリアルを確認しましょう」では、LLMは入力された項目名を基にユースケースにあったチュートリアルを推定します。

入力された学習用データの項目名以外は一切LLMに入力 (送信) されません。つまり、各項目の具体的な値についてはLLMに入力 (送信) されません。

LLMに入力 (送信) されたデータの扱われ方

Prediction Oneでは、Azure OpenAI ServiceのLLMを使用しているため、LLMに入力したデータ (Azure OpenAI Serviceに送信したデータ) の扱われ方は、Azure OpenAI Serviceのドキュメント (Data, privacy, and security for Azure OpenAI Service) に従います。

  • 入力されたデータが他の顧客に利用されることはありません
  • 入力されたデータがOpenAIに利用されることはありません。
    • Azure OpenAI ServiceはMicrosoftが提供するサービスで、OpenAIのモデルをMicrosoftのAzure環境で提供していますが、OpenAIの運営するサービスと相互作用しません
  • 入力されたデータがMicrosoftやサードパーティの製品やサービスの改善のために使われることはありません
  • 入力されたデータはAzure OpenAI Serviceのモデルの学習、再学習、改善のために使われることはありません
  • 入力されたデータは保存されません
    • 通常は不正使用監視の目的で入力されたデータは30日間保存され、必要に応じてMicrosoftの人手による確認が入ることもあります。しかし、Prediction Oneは不正使用監視の設定をオフにしてAzure OpenAI Serviceを使用しているため入力されたデータが保存されることも人手の確認がされることもありません。

上記の通り入力されたデータ (入力された学習用データの項目名) が他者に渡り利用されることはありませんので、安心してLLMにより機能が強化されたPrediction Oneをご使用いただけます。

2023年9月28日時点の情報を基に記載しています。適宜Azure OpenAI Serviceの情報に合わせて更新をしていますが、最新の状況と記載内容が一時的に一致しない可能性があります。

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