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製造
河川の氾濫予測によって工場の安定的な運営に貢献
大雨の際に工場最寄りの河川の水位を予測することで、氾濫対策の初動を早める
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社
総務部
- 問題点・目的
- ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社は半導体の製造を行っている。工場では、大雨で最寄りの川が氾濫警戒水位に達した場合、1Fの重要資産を移動するなどして非常事態に備える。しかし、水位が急に上がった際に対応時間が十分に取れない、または就業時間外の対応が難しいという課題を抱えていた。
- 予測分析の利用
- Prediction Oneを利用し、上流の地域の雨量の実績・予報や、付近の河川の水位、河口部の潮位などから、最寄りの川の水位を予測したところ、高い精度で予測できることが分かった。算出された寄与度も納得性の高いものであった。
大雨洪水警報が発令された際の対策作業フローに、Prediction Oneによる水位予測を活用するプロセスを組み込んだ。水位が氾濫警戒域に達するかどうかの見込みが立てられる。
- 効果
- これまでは付近の川の水位の実績に基づいて反応的に行動していたが、Prediction Oneにより氾濫警戒水位が超えるのか、いつ頃超えるかということが事前にわかるので、時間余裕をもって十分な対策を行うことができる。工場における安全性や安定性の向上につながる。