- 業界
- 製造・販売
- 職種
- DX
- 予測テーマ
- 教育・研修
- 従業員規模
- 1,001名以上
1907年創立、ガラスメーカーとして、「ガラス」「電子」「化学品」「セラミックス」の技術をベースに幅広い分野に事業を展開、多くの分野で世界シェアNo.1を誇るAGC株式会社。
「Your Dreams, Our Challenge」というブランドステートメントのもと、革新的な技術・新商品開発を目指した研究など新たな挑戦を続けておられます。社内のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進にも注力し、2020年8月経済産業省の「DX銘柄2020」に選定されてます。
今回は、Prediction Oneを導入した背景、具体的な活用方法などを伺いました。
社内でのDX推進にあたり、データ活用の啓発から、各部署で具体的になにができるか、やりたいことをどう実装するかまで幅広くサポートしていましたが、現場担当者のレベルも様々。
従来活用していた機械学習ツールは現場主導で運用するのは無理があり、デジタルソリューショングループが密にサポートする必要がありました。
これまでの啓発の成果があらわれ、様々な部署からDXに関する相談・依頼が殺到する一方、デジタルソリューショングループのキャパシティにも限界がありました。負荷軽減のためにも、だれでも使いやすいツールを模索していました。
Prediction Oneはほかの機械学習ツールと比べて、機能や操作がシンプルで、初心者に優しいUIデザインだと思っています。どの情報を見ればよいのかも分かりやすいので評価しています。
予測するための項目選択もアプリケーション内ででき、元データの加工が必要ないため、デジタルソリューショングループのサポートなしに現場担当者自身で再学習を繰り返すことも可能です。これならばBIツールと同じような感覚で利用できそうだと考え、社内への提案・展開を進めることにしました。
現在はある部署において、社内システムから取得・クレンジングしたデータをPrediction Oneで分析しています。ある程度の事前処理はデジタルソリューショングループで実装したものの、その後の変更は現場担当者自身でおこなう形で運用しています。
様々な相談・要望への展開を検討するほか、複雑な原因究明が不要な、単純な予測分析などにPrediction Oneを活用することで、デジタルソリューショングループの負担軽減にもつながるのではないかと期待しています。
多機能を搭載した高度なツールもありますが、それらを現場社員に使ってもらうのはどうしてもハードルが高くなります。Prediction Oneは操作や情報が分かりやすいことはもちろん、デザインでも「これならなんとかなりそうだ」と感じてもらえる点も魅力です。
10万行のデータを分析すると50分ほどかかり、BIツールのようにすぐ次の結果を見られる、というわけにはいきませんが、精度などは十分満足しています。
ツールは現場部門で導入してもらうのですが、価格的にも月に1万5000円程度とかなりリーズナブルで、クラウドではなくノートPCで利用できることもあり、導入の提案をしやすいと感じています。
AGC株式会社 経営企画本部 スマートAGC推進部
デジタルソリューショングループ マネージャー
小野 義之 様