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論文掲載

2023.12.08

Prediction Oneを活用した「非閉塞性無精子症患者に対するmicro-TESEの精子回収AI予測モデル」が、「Andrologia」に掲載されました

2023年12月8日、「Andrologia」に掲載された「非閉塞性無精子症患者に対するmicro-TESEの精子回収AI予測モデル」にPrediction Oneが活用されました。

掲載概要
■論文タイトル
AI model developed using machine learning for predicting sperm retrieval in micro-TESE for non-obstructive azoospermia patients

■論文概要
男性不妊症の中でも無精子症は自然妊娠が不可能な病態である。無精子症の中でも非閉塞性無精子症は、精巣での精子形成が全くないか、もしくはごくわずかしか精子が作られていない病態である。治療法は、精巣を大きく切開するmicro TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)を行うが精子採取率は高くない。
また術前に精子採取を予測する因子も存在しない。2011年から2020年に行った430例のmicro TESEから各種データを抽出し、Prediction Oneを用いて精子回収予測モデルを作成した。AUCは72.46%で比較的良好なモデルが作成できた。今後は、術前に予測モデルを用いて手術症例を厳選することができれば精子採取率の更なる向上につながると考えている。

■執筆者
Hideyuki Kobayashi, Masato Uetani, Fumito Yamabe, Yozo Mitsui, Koichi Nakajima, Koichi Nagao

■掲載日
2023年12月8日

■掲載媒体
Andrologia 2023
第110回 日本泌尿器科学会総会
AUA 2023 米国泌尿器科学会議
第67回 日本生殖医学会学術講演会・総会

■DOI
0.1155/2023/5693116
執筆者のコメント
小林秀行

東邦大学医療センター大森病院 泌尿器科 准教授 小林秀行

男性不妊症の診断や治療に対する新規アプローチとしてAIを取り入れた研究を行っています。Prediction Oneは、データを準備できればノーコードで予測モデルが作成することができるのでとても重宝しています。医療者は、統計ソフトを日常的に用いて統計解析を行っているので、Prediction Oneを用いて予測モデルの作成も容易だと思います。

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