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論文掲載
2023.02.28
Prediction Oneを活用した「気象と頭痛発生の検討 -スマートフォンアプリケーション頭痛ーるで得られたビッグデータのAI解析-」が、アメリカ頭痛学会公式医学雑誌「Headache」に掲載されました
2023年2月28日、アメリカ頭痛学会公式医学雑誌Headacheに掲載された「気象と頭痛発生の検討 -スマートフォンアプリケーション頭痛ーるで得られたビッグデータのAI解析-」にPrediction Oneが活用されました。
- 掲載概要
- ■論文タイトル
Investigating the effects of weather on headache occurrence using a smartphone application and artificial intelligence: A retrospective observational cross-sectional study
■論文概要
気象予報と頭痛ダイアリーを兼ねたスマートフォンアプリケーションの頭痛ーるのビッグデータを、Predictione Oneの時系列解析モードを用いて解析し、気象と頭痛発生の関係性を検討しました。統計学的モデル作成や時系列クラスタリングに加えて、Prediction Oneの時系列解析を用いて解析を行いました。頭痛発生と強く関連する天気の要素として、「低気圧」「高湿度」「降雨」「6時間前と比較して大きな気圧低下」「朝6時の高気圧」「翌日朝6時の低気圧」「1週間かけて気圧が低いままであること」「1週間かけて気圧が大きく低下していること」が頭痛発生と関与することが判明しました。これらの結果を総合すると、頭痛の発生には、「気圧の変化」「降雨」「湿度」が関与することが示唆されました。
■執筆者
Masahito Katsuki, Muneto Tatsumoto, Kazuhito Kimoto, Takashige Iiyama, Masato Tajima, Tsuyoshi Munakata, Taihei Miyamoto, Tomokazu Shimazu
■掲載日
2023年2月28日
■掲載媒体
Headache
■DOI
10.1111/head.14482
- 執筆者のコメント
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糸魚川総合病院 脳神経外科医長 医師 勝木将人
気圧や気温といった周期的に変化する時系列解析を行うためにはプログラミングの知識が必要ですが、Prediction Oneを用いることで簡単に時系列解析を行うことができました。時系列解析という従来の統計モデルで扱えないモデルを容易に扱うことができたのはPredictione Oneのわかりやすいチュートリアルのおかげです。世界で初めて天気と頭痛の発生の関連についてビッグデータとAIを用いて解析し、報告させていただきました。