お知らせ
HOME > お知らせ > Prediction Oneを活用した「津波被害別にレジリエンスに寄与するモデル」が、学術雑誌「Humanities and Social Sciences Communications」に掲載されました
論文掲載
2022.09.23
Prediction Oneを活用した「津波被害別にレジリエンスに寄与するモデル」が、学術雑誌「Humanities and Social Sciences Communications」に掲載されました
2022年9月23日、「Springer Nature」の姉妹紙にあたる学術雑誌「Humanities and Social Sciences Communications」にて掲載された「津波被害別にレジリエンスに寄与するモデル」にPrediction Oneが活用されました。
- 掲載概要
- ■論文タイトル
Supporting adolescents’ mental health during COVID-19 by utilizing lessons from the aftermath of the Great East Japan Earthquake
■論文概要
東北大学病院・肢体不自由リハビリテーション学分野の奧山純子助教と東北大学災害科学国際研究所 門廻充侍助教らは、2011年の東日本大震災後3年間に取得されたデータを用いて、青年のレジリエンスの特性を検討しました。
その結果、津波被害別にレジリエンスに寄与するモデルを開発することに成功しました。どのモデルにおいても、レジリエンスに寄与するものは抑うつ気分であることが示されました。COVID-19パンデミック下においても抑うつ気分を介入の対象とすることで、レジリエンスを向上する可能性があります。
■執筆者
東北大学病院・肢体不自由リハビリテーション学分野 奧山純子助教、東北大学災害科学国際研究所 門廻充侍助教
■掲載日
2022年9月23日
■掲載媒体
Humanities and Social Sciences Communications
■DOI
10.1057/s41599-022-01330-1
- 執筆者のコメント
-
東北大学病院 肢体不自由リハビリテーション科 助教 奥山純子 医師・医学博士
災害や事故は、いつどんな形で起こるかは分かりません。その後の心の回復を支援するためには、過去の災害や事故で人々が何を基に心が回復したかというデータの活用が必要です。本論文ではPrediction Oneを用いて東日本大震災に被災した青年の複雑なデータを、整理し統合することによって、今のCOVID-19下における青年の心の支援に活用しうるものにできました。