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論文掲載
2021.09.16
Prediction Oneを活用した「機械学習を用いた直腸癌側方リンパ節転移予測の有用性」が、日本消化器外科学会誌「Annals of Gastroenterological Surgery」に掲載されました
2021年9月16日、日本消化器外科学会誌「Annals of Gastroenterological Surgery」に掲載された「機械学習を用いた直腸癌側方リンパ節転移予測の有用性」にPrediction Oneが活用されました。
- 掲載概要
- ■論文タイトル
The Effectiveness of Machine Learning in Predicting Lateral Lymph Node Metastasis From Lower Rectal Cancer: A Single Center Development and Validation Study
■論文概要
本邦、欧米ともに直腸癌の側方リンパ節転移陽性症例に対して側方リンパ節郭(かく)清(せい)を施行することは共通の認識となりつつあるが、側方リンパ節転移の術前診断方法は確立されていない。従来MRIで測定したリンパ節径をもとに術前診断が行われてきたが、Prediction Oneを用いて術前の臨床病理学的因子を組み合わせて作成された側方リンパ節転移予測モデルは、従来法より有意に優れた診断能を有する結果となった。機械学習は側方リンパ節転移診断に有用となる可能性が示唆された。
■執筆者
Shunsuke Kasai, Akio Shiomi, Hiroyasu Kagawa, Hitoshi Hino, Shoichi Manabe, Yusuke Yamaoka, Kai Chen, Kenji Nanishi, Yusuke Kinugasa
■掲載日
2021年9月16日
■掲載媒体
Annals of Gastroenterological Surgery
■DOI
10.1002/ags3.12504
■PMID
35106419
- 執筆者のコメント
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静岡県立静岡がんセンター大腸外科、東京医科歯科大学消化管外科学分野 医師 笠井俊輔
近年、大腸癌診療において直腸癌側方リンパ節転移の術前診断能を高める試みが注目されている。本研究は側方リンパ節転移診断において機械学習の有用性を示した初めての報告であった。医療界でもAIの導入が積極的に進められており、Prediction Oneは最低限の知識で簡便にAI予測分析ツールを活用することができるため、今後も様々な分野で応用していくことが期待される。