HOME > ブログ > 高校生が予測分析の扉を開く!Prediction Oneが提供する「使いやすさ」と「クリエイティビティ」
Prediction Oneは、民間企業だけでなく高校・大学などの教育現場でも利用されています。
今回は愛知工業大学名電高等学校の情報科に所属の学生向けに社会人講師としてPrediction Oneを活用した授業をソニーグループ株式会社グローバル経理センターに所属する林さん・大屋さんにて行っていただきました。
高校生が予測分析AIツール「Prediction One」を使いこなすことはできるのか?
実際に高校生からはどのようなアイディアが生まれたのか?
林さん・大屋さんへのインタビューをもとに「高校生から見たPrediction One」についてまとめました。
関連記事:ソニー経理担当が語る!Prediction Oneが実現する業務効率化と変革
林さん
ソニーグループ株式会社 グローバル経理センター所属
一般社団法人たよなん理事(https://tayonan.org/)
大屋さん
ソニーグループ株式会社
グローバル経理センター所属
今回はどのような経緯で社会人講師として招かれたのでしょうか?
林さん:私が所属しているSony Learning Community宛てに愛工大名電高等学校の情報科の先生より授業の依頼があり、私が兼業している「一般社団法人たよなん」の活動内容に合致するものでしたので快諾をしました。年間授業計画を伺うと、ソフトバンク株式会社が提供する「AIチャレンジ」を導入されているようで、Prediction Oneも教材のひとつになっていることがわかりました。
開発者の声を聴く機会は別であるとのことだったのですが、先生との打ち合わせの中で実際の利用者の生の声に触れる重要性も語られていたため、「それならソニーの経理担当としてバリバリPrediction Oneを活用している大屋さんにも参画いただこう!」ということになり、二人で講義を実施することになりました。
今回の授業はどのような内容で行われたのでしょうか?
林さん:「たよなん」は「多様性ってなんだ?」を略したものでして、学生たちに画一的な考え方ではなく、様々な可能性を感じてほしい、また様々な生き方を知ってもらい自身のキャリアの幅を広げてほしいという思いがあり、この活動を行っています。今回は、大きく分けて「キャリアの話」「経理の話」「Prediction Oneの話」の3テーマで授業を行いました。
まず5月に実施した「キャリアの話」では、たよなんの活動方針の「様々な可能性を知って、自身の未来を切り開いてほしい」というメッセージのもと、たよなんに所属しているエンジニアのメンバーからお話をさせていただきました。学校は多様性を大事にしていると謳っている反面、ルールや規則に縛られすぎているところもあるのではと考えています。そこで今回は、ものづくりで大切なことやエンジニアの仕事、働くうえでの心構え、たくさんの経験を積み人生の選択肢を増やすことの素晴らしさを伝えさせていただきました。
6月に私と大屋さんが実施した「経理の話」では、経理の仕事の内容やどのような価値を会社に与えるのかなどを中心にお話させていただきました。経理の仕事をする上で必要なことに「正確性」「計画性」「コミュニケーション能力」がありますが、高校生の立場からは把握しづらい「経理の仕事」についてお話をさせていただきました。
大屋さん:「Prediction Oneの話」では、私たちも経理として実際にPrediction Oneを使っているため、経理の目線を通してどのように業務で活用しているのかをお伝えさせていただきました。どのような予測分析ができるのかもご説明させていただいたあと、サンプルデータを使って学生自身で操作いただきました。最後に学生目線でPrediction Oneを活用したサービスをグループごとに考えていただき、アイディエーションを行いました。
実際にPrediction Oneを使ってみた学生の印象はいかがでしたでしょうか?
大屋さん:「予測分析」という概念についてスムーズに理解いただけたことにとても驚きを感じました。またアンケートにもありましたが、「操作が簡単で、自分でもAIを使って分析ができるんだ」ということを実感していただけたようでした。またグループワークの際にもすぐにサービス化できそうなアイディアが出てきて、高校生の吸収の早さやアイディアの斬新さを実感しました。
▲授業後のアンケート結果の一部。受講されたすべての学生が「理解できた」と回答くださいました。
アンケート結果
- ・Prediction Oneについて新しい発見があった
- ・データ分析やAIの実用性を理解できた
- ・UIが完成しており、素人でも使いやすい
- ・講義が面白く、進路についての相談も有意義だった
- ・必要なデータを入力すれば正確な結果が得られる
- ・必要なデータを入力すれば正確な結果が返ってくる点がすごい
- ・経理という仕事についてあまり詳しくなかったが、幅広い範囲の仕事をやっていることに驚いた
- ・将来のためにもお金の勉強はしていこうと思った
実際にどのようなアイディアが出てきましたか?
大屋さん:「テストの結果などを用いて志望校を予測する」、「冷蔵庫にあるものからレシピを予測する」というアイディアが出ました。どちらも身近な生活からヒントを得ているもので、私たち社会人ではなかなか思いつけない斬新なアイディアだと思いました。またどのようなデータ項目を入れたら目的の結果を出すことができるのかも考えてもらいましたが、どれも的を得たものばかりで学生の吸収の早さに感心しました。
▲このようなテンプレ―トを学生に埋めていただきました。
レシピや志望校の予測以外にも「漫画の購買傾向からオススメの漫画を推奨する」や「万引きが起きやすい日を予測する」、「野球で相手投手が次にどのような球種を投げるか予測する」などのアイディアも受講後アンケートへの記載がありました!
普段授業を行っている先生は今回の授業後、どのようなお話をされていましたか?
林さん:「操作性が高いので学生もスムーズに使えているところに感動した」とお話していました。また授業後に学生からも「もっと使ってみたい」との言葉もあったようで、非常に満足度の高い講義となったようでした。先生自身はもともと企業でSEをされていた経歴もあったようで、「プログラミングなしで、簡単にデータ分析ができる優秀なツールだと感じた」とPrediction Oneへのお褒めのコメントもいただきました。
また「新しい技術は学生だけでなく教員としても非常にワクワクするもので、関わり方に気を付けながら学生と一緒に勉強する気持ちで今後も取り組んでいきたい」と前向きなお話をしてくださいました。
学生だけでなく先生にとっても非常に満足度の高い授業となったようでした。Prediction Oneは専門的なスキルがなくても数クリックで高度な予測分析を自動的に実行できるAIツールです。ぜひ皆様もこの手軽さ、使い勝手の良さをご体験ください。